国や県など地方自治体や商工会では、事業者の経営力向上や労働環境の整備に補助金や助成金の活用を奨励しています。
「補助金」、「助成金」とはどういうものなので、どのように活用できるのか考えてみましょう!
※「補助金」「助成金」は、どちらも返済義務のないお金です。(但し、法律に違反しない限り!)
※どちらも制度の種類が豊富で申請期間など様々ですのでよく検討して取り組む必要があります。。
【補助金の概要】
補助金は、事業に対して「補助」するためのお金です。何に対して補助するのかと言うと、事業に必要な設備投資費、自社ホームページの作成費用、販路を開拓・拡大するための展示会費や広告費、新商品開発のための研究費など、事業拡大や活性化を図るために不足しているお金を補うという目的があります。
審査には事業計画書が必須であり、面接の際には事業計画書をもとに
- この事業がどのように社会の役に立つか
- どのようなニーズを満たし、社会にどのような影響を与えるのか
等を、第三者に伝わるようにアピールしなければなりません。
書類審査と面接により、経済産業省または地方自治体に「この事業は社会の役に立ち、成長する見込みがある」と判断されれば補助金事業として認められ、事業完了時にかかった費用の一部(2/3)が補助されます。
「助成金の概要」
特に厚生労働省が実施する雇用関係の助成金は、一般的な融資や補助金とは大きく趣旨が異なっています。助成金は「もらうこと」が目的ではありません。
助成金をもらうためには、さまざまな労働環境の整備を行う必要があります。
- 従業員の教育や正社員化
- 育児休業の活用
- 有給休暇の増加
- 残業時間の削減
などを実現することでもらえる助成金制度があります。
しかし、社員の教育を行った場合、教育期間中は生産活動ができません。
パート社員を正社員にすれば人件費が増加しますし、社員が育児休業を取れば現場の戦力がダウンします。残業を減らせば業務時間が足りなくなるため、仕事の効率化を図る必要があります。
このようなマイナス状況にたいして支援するのが「助成金」とも言えます。
このような「補助金」「助成金」のITにおける活用方法がございますのでご検討下さい。